【ハートホイップ】札幌or門別?

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前走8着の後、札幌での出走を目指して、函館で調整中の愛馬ハートホイップ。先週の芝1200戦は一応出走を模索したものの除外想定のため投票せず。という中、公式HPでの次走予定が書き加えられていました。

8/20(土)札幌 3歳未勝利(芝1200m・混)

8/24(水)門別 プレセペ特別(ダ1200m)申込

となっています。本線はもちろん札幌で、今週と来週にしっかり追い切って、なんとか出走にこぎつけたいですが、万一の除外も考えて、門別のJRA交流戦も視野に入れていることがわかりました。

先週末の更新で「交流戦も視野」と唐突にコメントがあり、もしかすると明日8/10の浦和競馬のダ1400もあるか・・・なんて気もしましたが、さすがに北海道から輸送をして、はなかったようです。

ダート適性ですが、父ジョーカプチーノは間違いなく芝短距離タイプではありますが、これまでの調教とレース内容を考えると決してダートが全くダメというタイプではないはずなので、勝ち切ることを考えれば門別1200もありとは思います。

しかし、未勝利突破のみならず今後の活躍を考えれば、そしてハートホイップの実力を持ってすれば、出走さえ叶えば8/20での一発回答は可能であり、ここで決めて欲しいというのが本音です。

優先出走権なし馬の動向しだいですが、ざっくり出走が叶う確率としては五分五分といったところでしょうか。なんとか幸運を掴み、そして実力で初勝利を掴みとってくれると信じています!

【アステルカーラ】ついに本州上陸!

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チームしらべるとのエースといえばアステルカーラ(牝4・カレンブラックヒル×サニーヘイロー・美浦・岩戸厩舎・1-0-0-0)ですが、本日の近況コメントにて

この後は茨城県・松風馬事センターで調整を進めることになり、20日(水)に一旦、福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動しました。

現在はウォーキングマシン30分のメニューで調整しています。輸送熱などの異常もなく、21日(木)からはマシンでの運動をおこなっています。やや便は緩いですが、数日で落ち着いてくると思うので、来週前半にはこちらを出発する予定です。

2度の骨折を乗り越え、ついに本州の地へたどりつくことができました。体重もMAX538kgだったものが509kgまでシェイプアップ。いい運動ができている証拠でしょう。

思い返せば、2020年。デビュー前は「パワフル、水準以上の動き、負けん気の強さ、脚さばき軽快」とダビスタのような良コメントが並んでいた中、迎えた12月のデビュー戦。好スタートからハナを譲らず、力強く押し切っての快勝。私しらべるとに嬉しい一口馬主初勝利をもたらしてくれました。レース直後にいただいた「おめでとう!」「おたおめ!」のtweetが嬉しくてたまりませんでした。が、喜び冷めやらぬ翌日に剥離骨折が判明。半年の休養を要することになりました。

順調に回復し、ようやく復帰への道が見え始めた21年5月。今度は左前第三手根骨の板状骨折が判明。骨折の度合いは前回よりも重度で全治12ヶ月。完治したとしても新馬戦のように走れる保証がある訳ではない、大きな怪我に見舞われました。

そこから1年2ヶ月、再度の怪我がないように、超大型馬であることもふまえて、ゆっくりゆっくりと立ち上げていき、今回の小野町移動となりました。

勝利から早や1年7ヶ月、ふとした瞬間「あの勝利は夢、幻だったのでは・・」と思うことがあります。その時、レース映像でアステルカーラの勇姿を見直して「いや、現実だ。必ず復帰するんだ!」という気持ちが蘇っていました。

Twitterには諦めることなく温かく待ち続けている、熱い想いを持った出資者さんがたくさんいらっしゃいます。みなさんとともに復活の日を迎えることができますように、まずは松風馬事センターで無事にトレーニングを重ねてほしいと願っています!

 

【ハートホイップ】第5戦を振り返る(7/17 3歳未勝利8着@函館芝1200)

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私しらべるとの愛馬ハートホイップですが、7/17の函館3R3歳未勝利(芝1200)で5戦目を迎えました。今回も遠く函館の地のため、テレビ観戦での感想となります。

4/17に8か月ぶりとなるレースを6着。実績ある函館戦を狙って準備を進めてきましたが、脚部に炎症が発生し、外厩へ逆戻り。幸いにも症状はすぐに収まり、帰厩後即函館へ移動。2週間余りウッドコースで乗り込み、仕上がりは上々。なんとか函館最終日に間に合うことができ、初勝利を目指しました。

まずはパドック中継。馬体重は472kgで前走から+6kg。前走は+8kgだったのでさらに増えた訳ですが、映し出された映像をみて「少し緩いかな・・・」という印象でした。泉谷騎手が跨ると気合いも乗ってきて、他馬と比べて、十分戦える状態と見ていました。

グリーンチャンネルのマルチ放送を契約していて、返し馬直後の様子が映しだされていましたが、前走時のようによそ見が目立つこともなく、ほどよく落ち着いて集中している状態にみえました。

そして発走へ。後入れの10番枠ですがゲートに収まり、暴れることもなくじっと我慢。そして、スタート。ゲートの出はよく、好スタート。前走時にみせた外へ逃げることもなく本来のダッシュを披露。内の6番がいく気をみせたことを確認し、無理せず2番手に構えます。

逃げ馬の外を半馬身差でずっと追走、走行フォームも柔らかく、本来の走りが戻ってきていました。先頭の前半3Fが34.4秒、勝ち時計が1分10秒台を超えることが見込まれる中で「ちょっと速いか・・・」と思いつつ、「いや、このまま抜け出してくれる!」と信じて、4コーナーを回ります。

直線を向いて、残り200。勝ち馬となるディオアステリアがハートホイップの内から脚を伸ばし、前を捕らえにかかる中、こちらの脚色は徐々に鈍り、追い上げにかかる余力はない状態。泉谷騎手も単発で2度右ムチをふるいますが反撃とはいかず、そのままゴールへ。8着でレースを終えることとなりました。

 

ここからは私しらべるとの個人的感想です。なんとか実績ある函館に間に合わせるべく、帰厩即函館行き。2週間かけて一定の乗り込みもこなし、タイムも悪くはなかったですが、パドックでの馬体を見ると、残念ながら勝ち負けに持ち込めるだけの仕上がりには及んでいなかったと言わざるをえません。この状態なら、美浦で乗り込んでから、札幌開催にかける選択肢もあったように思います。

また、先週からBコース使用でしたが、芝のレース数が多く、土曜・日曜と雨が続き、どんどん馬場状態が悪化。レース直前には雨も強くなり、結果からみると、ハートホイップに不利な方向に働いてしまったように思います。当初の予定通り、函館の前半戦で使えなかったことが、今となっては悔やまれます。

その一方で、ハートホイップ自身の走りは前走と比べて明らかに良化。ここを叩いて、再度乗り込めば、本来の走りを取り戻してくれると確信できる内容でした。天間先生のコメントがでていて

「スタートも出てそのままスムーズにいい具合に進められていたものの、最後は止まってしまっています。今日の馬場が響いたというのも考えられるかと思います。この時期を考えると特に権利はとっておきたかったのはありますが、切り替えてこのまま函館競馬場に滞在しながら札幌開催での出走を目指す考えです」(天間昭一調教師)

このまま函館滞在で札幌でのチャンスにかけると明言。札幌開催は前半8日、後半6日の7週間で、ここがタイムリミット。未勝利馬が生き残りをかけて大挙集うことになりますが、なんとか間隙をぬって出走枠を掴みたいところです。まずはレースの疲れを癒し、必ずくるラストチャンスに向けて最高のコンディションをつくりあげてほしいと願います。

応援する側もこの敗戦でふさぎ込んでいる時間はありません。ここまで様々な困難をクリアしてきてくれたハートホイップ。信じて応援を続けるのみです!

【ハートホイップ】函館に祈りをこめて、必勝祈願@勝尾寺

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明日7/16函館3R3歳未勝利戦(芝1200)に愛馬ハートホイップが出走。実績のある函館競馬最終日になんとか間に合うことができました。

デビューから函館4着→函館2着→札幌3着のあと骨折判明で全治6ヶ月。復活を果たした前走はスタート直後に外へヨレ、出脚がつききらない中で追走したものの、最後は伸びきれず6着。

吉澤ステーブルEASTで立て直し、調教内容も良化して、いざ函館へ!と思っていた矢先に、脚部に炎症が発生。肘腫(ちゅうしゅ)の診断で、再び吉澤ステーブルへ逆戻り。幸いにも症状はすぐ収まり、乗り込みを再開。帰厩後すぐに函館へ出発。2週間余り、ウッドコースで乗り込み、納得のいく仕上がり状態に持ってきてもらえたと思います。

鞍上には5戦連続となる泉谷楓真騎手。ハートホイップを知り尽くしているパートナーであり、天間先生の決断を信じて、すべてを託す所存です。

現在の函館芝のコンディションですが、今開催は12日開催の前半8日がAコース、4日がBコースで、明日が最終日。パトロールビデオを見ていると、先週は明らかに内の馬場がよくなっていて、フラットorやや内有利の印象でしたが、本日土曜日は7鞍芝のレースがあり、徐々に内が荒れてきている様子が見て取れます。しかし、今日の函館2歳Sで逃げたクリダームが2着に粘っており、明日の3Rであれば、逃げor先行のハートホイップにとって、不利な馬場にはならないと見ています。

馬場状態は今晩、雨が降り続く予想からすると、おそらく稍重での開催となりそう。勝ちタイムが1分10秒台が見込まれ、パンパンの時計勝負よりは歓迎です。牝馬には過酷な消耗戦となりそうな予感ですが、ノルマン魂の宿る根性娘・ハートホイップならこの状況をプラスに持っていってくれると信じています。

ライバルの成績を見渡すと、前走2着が3頭、前走3着が1頭、ここにハートホイップを加えた5頭が上位人気になるかと思います。一番人気が予想されるオマツサマ(前走3番人気)以外は前走人気薄から起死回生の好走といった感じで、「勝ち切れなかった実力馬がいよいよここで順番か・・・」のような馬はいません。つまり、実力&実績面でまったく劣ることはない!と確信しています。

ライバルの脚質をみると、ウムラウトは差し、他の3頭は先行して外から追い上げて届かず、といったレースぶりでした。Aコース終盤で荒れ始めた内を嫌って、外を回しての恩恵もあった感じがしますし、今回の馬場なら前走の再現はたやすくないはずです。

枠順について。決定前は内めの偶数枠を・・と思っていましたが、5枠10番に決定。偶数枠でまずまずOK、と思っていましたが、よくみると、有力ライバル3頭がハートホイップの外に勢ぞろい。「これはいい枠並びになった!」と正直思っています。スタートを決めるのが大前提ですが、外枠からくる有力ライバルを制して、ひとつ前のポジション。状況しだいではハナを奪い切って、最内から早め抜け出して押し切り、が勝利のイメージではないかと考えています。

改めて、過去4戦を動画で見返しましたが、ひいき目なしに、間違いなく勝利に相応しい実力をもっている馬だと再認識しました。骨折明け1つ叩いて、じっくり乗り込んでの今回。掲示板確保で優先権を、という見方もありますが、札幌替わり、さらに権利持ちの強敵が揃ってくることを考えれば、ここで勝利を掴み取りたいと気合が入っております!

 

陣営はやれることを尽くしてくれた。あとは泉谷楓真騎手に託すのみ。ですが、出資者であり命名者でもある私しらべると、『この大一番は動かねばならぬ!!』ということで、私の住む摂津国において必勝祈願といえば、まちがいなくこちら。先週7/9、大阪府箕面市にある高野山真言宗の寺院にして勝運の寺・勝尾寺へ出向き、必勝祈願を行ってまいりました。

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遥か北東900km先の函館の空へ向けて、絵馬を掲げ、奉納。

心願成就とは『心に込めた思いが叶う様に神や仏に祈り願う事』。ここまで頑張り続けた我らのハートホイップの勝利を信じて、明日11:15の発走を迎えたいと思います。みんなの力で勝利を勝ち取りましょう!

【ハートホイップ】肘腫(ちゅうしゅ)で小休止

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我が愛馬ハートホイップですが、来週6/18の函館出走を目指して順調に調整を重ねていましたが、ここにきてアクシデント。土曜に左前肘部に腫れが見られ、肘腫(ちゅうしゅ)と診断。抗生剤で治療は完了し、本日、吉澤ステーブルに移動、一週間ほどはウォーキングマシンでの調整となります。天間先生のコメントからはすでに腫れも引いてきていて、熱感もないとのことなので、復帰までそう時間がかからないかと思われます。「臨時更新」の文字をみて、ドキッとしましたが、大事には至らず、胸をなでおろしました。

ちなみに肘腫について、検索したところJRA公式HPがヒットし

肘腫

肘頭周囲に対する刺激や圧迫により、肘頭粘液嚢、皮下組織が肥厚し肘頭に腫瘤を形成する。大きさの変化もなく疼痛を伴わない場合は問題ないものの、急性期や感染を伴うものでは疼痛を伴い治療が必要である。蹄鉄による打撲を防止するための装蹄療法や十分量の敷き料により予防は可能である。重症例に対しては外科手術が適応となる。  

とのことです。最近ではウインマリリンが今年の春の天皇賞後に発症していて、腫れが大きかったようで切開術を行っています。その後は順調に回復して宝塚記念を目指しているようなので、復帰へはさほど時間がかからないイメージでよいのかと思います。

函館戦に向けて、かなりいい感じでこれていただけに非常に残念ではありますが、ここは焦らず、立て直し、次に備えてほしいと思います。

【ハートホイップ】元気に帰厩&坂路時計!

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4/17福島芝1200未勝利戦6着の後、外厩の吉澤ステーブルEASTへ出た我が愛馬ハートホイップ。直後は少し反動もあったようですが、その後は体調よく乗り込みをこなし、本日5/26美浦坂路で時計を出しています。

次走予定としている6/18(土)函館3日目の芝1200牝馬限定戦まで3週間余り。美浦でしっかり追い切った後、北海道へ向かうことができる、最良のタイミングで帰ってきてくれました。芝の短距離戦は混みあうとはいえ、2ヶ月ぶりなら出走は叶うはず。未勝利戦の残り時間を考えても、非常に大事な一戦となります。長期休養明けから一度レースをこなし、状態はさらに良くなってくるはず。昨年の夏、素晴らしい走りをみせてくれた函館で、勝利を掴んでくれると信じています!

 

【ハートホイップ】第4戦を振り返る(4/17 3歳未勝利6着@福島芝1200)

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私しらべるとの愛馬ハートホイップですが、4/17の福島2R3歳未勝利(芝1200)で4戦目を迎えました。無観客開催のためテレビ観戦での感想となります。

骨折から立て直し、8か月ぶりとなるレース。1ヶ月あまり坂路でじっくりと乗り込み、仕上がりは上々。福島開幕週でしたが、芝1200の未勝利は3鞍。その中から、天候と相手関係をみてこのレースを選択してきました。鞍上は早々に4戦連続となる泉谷楓真騎手を確保。馬券圏内経験のある馬はいるものの抜けた馬はおらずハートホイップが実績最上位。 良血の未出走馬もいる混戦模様の中、勝利を目指しました。

まずはパドック中継。馬体重は464kgで前走から+8kg。帰厩前は最高で478kgでしたので、成長分を考えるとちょうどよいくらいでした。馬体に光沢があり、歩いている雰囲気も上々。ただ、パドック解説者は『もう少し気合いがほしい』とのコメントで、推奨5頭からは外す評価。「元々気合いは出さないタイプなんよ」と思いつつ、若干気になったのが映像に映るたびに外側を少し気にしている様子で、「これは今までなかったなぁ、久々でそわそわしているのかな」と見ていました。

グリーンチャンネルのマルチ放送を契約して、返し馬直前の様子も見ていましたが、ここでもよそ見が目立ち、少し落ち着かない感じ。実際に始動する場面は映らずでした。

そして発走へ。後入れの14番枠ですんなりゲートに収まり、特にそわそわすることもなく我慢。そして、スタート!ゲートの出は五分ながら、外側を振り返る楓真騎手。「どうしたのかな?」と思いましたが、後にパトロールビデオを見るとハートホイップ自身が外へ飛び出してしまい、外2頭を弾き飛ばす形になってしまいました。

その後は一番外から先行争いに参加。なんとか先行勢の外を5番手で追走し、4コーナーから直線へ。手応えを比べると他4頭の方がよく、『なんとか、ここから伸びてくれ!』と祈るばかりでした。

最後の直線、楓真騎手は懸命に右ムチをふるいますが、ここからさらにギアを上げることはできず、それでも脚が止まることもなく、一生懸命に最後まで走り切ったものの外からの追い上げにあい、優先出走権確保まであと一息の6着でゴールとなりました。

 

ここからは私しらべるとの個人的感想です。正直言いまして、ショックが大きいです。直前に過去3レースを見返してハートホイップの力を再確認し、この一か月間しっかりと調教を積んで良い準備ができたと確信していただけに・・・。骨折明け8か月ぶりのレース、なかなか簡単なものではないと改めて思い知らされました。

ハートホイップ自身は本当によくがんばりました。本格的に調教再開したのが年明け。そこから頓挫なく、強い調教にも耐えて、ここまでたどり着いてくれました。今後を見据えると、今日の走り全体をみると1戦目、2戦目のような本来の走りではなかった印象を受けたので、まずは脚元にアクシデントなどなく次に迎える状態であることを心から願います。そして、惜しくも6着で優先出走権を確保できなかったため、芝短距離の未勝利戦では相当期間をあけなくては出走が叶わない状況となります。どのような選択をするのか、天間先生の判断を待ちたいと思います。

骨折を乗り越え、復帰を果たしたハートホイップ。Twitterでは同じく出資者さんはもとより、たくさんの方々から応援のコメント等をいただき、本当に心強かったです。夢のつづきは始まったばかり。この先も全力で応援していきます!

おかえりなさい、ハートホイップ♡

 

【追記】天間先生のコメントが出ていまして

「懸念して対策をとっていた分スタートは上手に出れています。ただ、洋芝の時とはスピードの乗りが違いました。久々というのはいくらかはあるにしても進み具合が違い過ぎる印象。最低でも権利をと臨んでいましたので、ここで権利を外すのは痛手でした。この後のプランについては検討させてください」(天間昭一調教師)

まずは現時点でアクシデント等がないようで一安心。「洋芝とスピードの乗りが違いました」とのことですが、私もまったく同じ印象です。このコメントからすると、6月からの函館開催を待つのがひとつ、もしかするとダート短距離戦に目線を映す可能性もあるのかな、というようにも思いました。未勝利戦終了まで残り4ヶ月、時が経つにつれて戦いの厳しさが増していきますので、なんとか早めに出走のチャンスを掴みたいですね。

【ハートホイップ】夢のつづき、ここから。がんばれハートホイップ!

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明日4/17、福島5Rで剥離骨折を乗り越えたハートホイップが8か月ぶりの出走を果たします。

デビューから4着→2着→3着のあと骨折判明で全治6ヶ月。無事手術を終え、舎内療養を耐えて、今年1月から徐々に運動をスタート。すると、ハートホイップらしくトントン拍子でコンディションを上げていき、3月には美浦トレセンへ帰厩。期待とともに待っていてくれた天間先生の元で、脚への負担を考慮して坂路に絞っての乗り込みをスタートします。

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デビュー前は「ウッド軽めで終いのみ脚を伸ばす」調教でしたが、今回はかなりハードに乗り込み、追い切り4本消化。特に一週前には4F54.0-1F12.6と当日の全美浦坂路馬で20番目となる好時計&加速ラップを出せるまでになりました。昨夏、坂路に入れていてもこの時計は出せていなかったでしょう。傷が癒えただけでなく、休養期間がしっかりと成長につながった証です。地震の影響で1週スライドとなりましたが、開幕週の芝1200戦に出走確定。当初は土曜の牝馬限定が本線でしたが、ライバル馬の動向や馬場状態を考慮して日曜の混合戦を選択しました。

ライバル馬を見渡すと、馬券圏内経験のある馬は3頭いるものの安定感には乏しく、実績は明らかにハートホイップが最上位。前走3着の9番クリノマジンが一番のライバルでしょうか。一方で警戒すべきは5頭いる初出走馬。ロードカナロア産駒2頭、中内田厩舎・謎の欧州系外国産馬、と字面上は油断できない馬が揃っています。念のため、初出走5頭の坂路追い切り時計を確認、「超絶、好時計!」といえるタイムはなさそうでした。

【追記:前日23時現在、1番人気のスーリールダンジュ。中内田厩舎、謎の欧州系外国産としましたが、栗東CWで好時計を出していて、1週前では9Fから追いでラスト2Fを11.5-11.3でまとめています。坂路調教と同じく、ラストの切れを武器にするタイプかもしれませんね。】

f:id:s-bellto:20220416164841p:plain坂路で名前のなかった初出走馬のエメラルアポロンは美浦ウッドのみで調教。ベストは8F82.4-51.1-37.4-11.6となかなかの好時計父カナロア×母父キンシャサ、さらに母母フラワーパークの良血馬で、この馬が一番のライバルになるのでは、というのが私の見立てです。無類の予想下手しらべるとですのでまったく当てになりませんが(笑)

続いて、馬場状態を考えてみると、土曜の芝1200未勝利戦2鞍ありましたが、2Rは3枠5番から逃げた馬が押し切って1.10.3、5Rはハイペースの逃げを打った2頭から少し離れた3~4番手にポジションを取った上位人気2頭があっさりかわしてワンツーで1.11.6、という結果。稍重の影響もあったか勝ち時計は遅めでありました。短距離戦は前の馬が勝利、後半に組まれた中距離戦ではまくり気味に上がっての差し切りもあり、全体的には前有利の馬場と考えてよさそうで、ハートホイップ有利という結論になります。

ハートホイップは7枠14番、もう少し内が欲しかったですが、後入れの偶数枠は好材料。力のある逃げ馬は見当たらず、これまでの「五分のスタート&テンの速さ」を出せば、14番枠からでも自然とハナに立つことになりそうとみています。天間先生のコメントではゲート練習でそわそわしていたそうですが、賢いハートホイップのことですから、修正して最低でも五分のスタートは切ってくれるはずと、心配していません。

鞍上はデビュー戦からの4戦連続となる泉谷楓真騎手。特徴を知り尽くしてくれているのはもちろん、若手ジョッキーが集う福島開催においては間違いなく最上位クラスの実力の持ち主、信じて任せるのみです。

 

ということで、待望の復帰戦。この日を迎えることができるのも手術から療養、調整、仕上げに至るまで、関わっていただいた全てのみなさんの尽力があったからこそ。出資者のひとりとして心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

そしてハートホイップ。苦しい日々を耐えて、ここまでよく頑張りました。ひたむきに課題や困難を克服してくれる姿、愛おしくてたまりません。復帰初戦、まずは無事に走り切って帰ってきてくれることを願いつつ、一生懸命に勝利を目指す走りをしてくれるハートホイップを全力で応援しています。勝ちましょう!

 

【ハートホイップ】4月福島開催の未勝利戦まとめてみた

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3/9に美浦帰厩を果たしたハートホイップ。私のみならず、たくさんの喜びの声があがっていて、とても嬉しくなっています。その後も連日坂路入りし、本日3/13は1ハロン15秒台&ラストは14秒台に突入。順調さが数字から伝わってきます!

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復帰戦として目標にしているのは4月の福島開催。ということで、当開催での未勝利戦をまとめてみました。ここまでの実績から狙いはもちろん芝1200のはずだと思いますので、赤字にしています。

4/9(土)ダ1700(牝)芝1200、ダ1700(若手)芝1800

4/10(日)ダ1700、芝2600、芝1200(若手)ダ1150

4/16(土)ダ1150(牝)芝1200、ダ1700、芝2000、芝1200、芝1800(若手)

4/17(日)ダ1150、芝2000、ダ1700(牝)ダ1700

4/23(土)ダ1150,芝1200(牝)ダ1700、芝2000

4/24(日)ダ1700(牝)芝1200、ダ1700、芝1800(牝)ダ1150(若手)芝1200

この開催は6日開催で芝1200戦はほぼ毎日組まれています。どのような頭数&相手になるのか、昨年は地震による復旧工事の影響で春は開催なしの変則スケジュールとなりましたので、一昨年の同福島開催を参考にすると、未勝利馬が大挙しており、芝1200はフルゲートばかり。ただメンバーをざっと見た感じでは前走馬券圏内の馬はわずかで、かなり苦戦している馬が多い印象でした。ひいき目抜きにして、追い切りで水準以上の時計を出せる状態になったハートホイップが馬柱に並んだとすると「上位人気するだろうなぁ」という感じです。

初戦から勝ちにいくのか、少し余裕残しで連戦も視野に入れていくのか、天間先生の判断しだいですが、現時点でどんどんピッチを上げている現状からすると、開幕週を狙ってくるのではないか。また、3場開催で若手騎手限定レースもあることから、東西の若手が多数集まると思われ、その中に泉谷楓真騎手もいる可能性も高そう。とすると、早めに泉谷騎手を確保したうえで開幕週の4/10(日)の芝1200若手騎手限定あたりか・・・などと妄想を膨らませておきます。

とにかく今は一歩づつ、コンディションを上げて、復活の春の福島を目指してほしいと願っています!

 

 

【ハートホイップ】復活の春へ!美浦帰厩&初坂路時計!!

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ついにこの日がやってきました!

デビュー3戦の後、左前橈骨遠位端の剥離骨折が判明。手術を終え、我慢の日々を乗り越え、1/29にノルマンディーファーム小野町、2/9に吉澤ステーブルEAST。徐々にトレーニングを重ねてきたハートホイップ。天間先生から「3月中旬には帰厩させる予定」とコメントされていましたが・・・

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ハロン18秒ペースながら、初坂路時計をマーク。間違いなく美浦トレセンにハートホイップが帰ってまいりました!

デビュー前から、様々な課題や困難をトントン拍子で乗り越えてきた頑張り屋さん。年明けて運動を再開しだしてからのスピード帰厩。さすが、我らのハートホイップといったところです。以前、天間先生は『この3戦で『皆様も』ハートホイップの能力を感じられたはず』。ここまでの頑張りを称え、期待の高さを言葉にしてくれていました。早くレースに復帰させてあげたい、勝たせてやりたい、と思ってくれていることがヒシヒシと伝わってきます。

併せて本日、ノルマン公式にて次走予定が更新され、現時点で4月の福島開催での復帰を想定されていることが判明しました。個人的にはレベルが高かった思っている昨夏の函館芝1200新馬&未勝利組。そこで4着→2着→3着と差のないレースをしてきただけに、コンディションさえ整えば、すぐに勝ち負けまで持ち込めるはずです。怪我明けだけにもちろん焦りは禁物、でも期待がどんどん膨らんできています。

ハートホイップ復活の春へ、この先も全力で応援していきたいと思います!