【ハートホイップ】夢のつづき、ここから。がんばれハートホイップ!

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明日4/17、福島5Rで剥離骨折を乗り越えたハートホイップが8か月ぶりの出走を果たします。

デビューから4着→2着→3着のあと骨折判明で全治6ヶ月。無事手術を終え、舎内療養を耐えて、今年1月から徐々に運動をスタート。すると、ハートホイップらしくトントン拍子でコンディションを上げていき、3月には美浦トレセンへ帰厩。期待とともに待っていてくれた天間先生の元で、脚への負担を考慮して坂路に絞っての乗り込みをスタートします。

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デビュー前は「ウッド軽めで終いのみ脚を伸ばす」調教でしたが、今回はかなりハードに乗り込み、追い切り4本消化。特に一週前には4F54.0-1F12.6と当日の全美浦坂路馬で20番目となる好時計&加速ラップを出せるまでになりました。昨夏、坂路に入れていてもこの時計は出せていなかったでしょう。傷が癒えただけでなく、休養期間がしっかりと成長につながった証です。地震の影響で1週スライドとなりましたが、開幕週の芝1200戦に出走確定。当初は土曜の牝馬限定が本線でしたが、ライバル馬の動向や馬場状態を考慮して日曜の混合戦を選択しました。

ライバル馬を見渡すと、馬券圏内経験のある馬は3頭いるものの安定感には乏しく、実績は明らかにハートホイップが最上位。前走3着の9番クリノマジンが一番のライバルでしょうか。一方で警戒すべきは5頭いる初出走馬。ロードカナロア産駒2頭、中内田厩舎・謎の欧州系外国産馬、と字面上は油断できない馬が揃っています。念のため、初出走5頭の坂路追い切り時計を確認、「超絶、好時計!」といえるタイムはなさそうでした。

【追記:前日23時現在、1番人気のスーリールダンジュ。中内田厩舎、謎の欧州系外国産としましたが、栗東CWで好時計を出していて、1週前では9Fから追いでラスト2Fを11.5-11.3でまとめています。坂路調教と同じく、ラストの切れを武器にするタイプかもしれませんね。】

f:id:s-bellto:20220416164841p:plain坂路で名前のなかった初出走馬のエメラルアポロンは美浦ウッドのみで調教。ベストは8F82.4-51.1-37.4-11.6となかなかの好時計父カナロア×母父キンシャサ、さらに母母フラワーパークの良血馬で、この馬が一番のライバルになるのでは、というのが私の見立てです。無類の予想下手しらべるとですのでまったく当てになりませんが(笑)

続いて、馬場状態を考えてみると、土曜の芝1200未勝利戦2鞍ありましたが、2Rは3枠5番から逃げた馬が押し切って1.10.3、5Rはハイペースの逃げを打った2頭から少し離れた3~4番手にポジションを取った上位人気2頭があっさりかわしてワンツーで1.11.6、という結果。稍重の影響もあったか勝ち時計は遅めでありました。短距離戦は前の馬が勝利、後半に組まれた中距離戦ではまくり気味に上がっての差し切りもあり、全体的には前有利の馬場と考えてよさそうで、ハートホイップ有利という結論になります。

ハートホイップは7枠14番、もう少し内が欲しかったですが、後入れの偶数枠は好材料。力のある逃げ馬は見当たらず、これまでの「五分のスタート&テンの速さ」を出せば、14番枠からでも自然とハナに立つことになりそうとみています。天間先生のコメントではゲート練習でそわそわしていたそうですが、賢いハートホイップのことですから、修正して最低でも五分のスタートは切ってくれるはずと、心配していません。

鞍上はデビュー戦からの4戦連続となる泉谷楓真騎手。特徴を知り尽くしてくれているのはもちろん、若手ジョッキーが集う福島開催においては間違いなく最上位クラスの実力の持ち主、信じて任せるのみです。

 

ということで、待望の復帰戦。この日を迎えることができるのも手術から療養、調整、仕上げに至るまで、関わっていただいた全てのみなさんの尽力があったからこそ。出資者のひとりとして心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

そしてハートホイップ。苦しい日々を耐えて、ここまでよく頑張りました。ひたむきに課題や困難を克服してくれる姿、愛おしくてたまりません。復帰初戦、まずは無事に走り切って帰ってきてくれることを願いつつ、一生懸命に勝利を目指す走りをしてくれるハートホイップを全力で応援しています。勝ちましょう!