【ハートホイップ】第5戦を振り返る(7/17 3歳未勝利8着@函館芝1200)

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私しらべるとの愛馬ハートホイップですが、7/17の函館3R3歳未勝利(芝1200)で5戦目を迎えました。今回も遠く函館の地のため、テレビ観戦での感想となります。

4/17に8か月ぶりとなるレースを6着。実績ある函館戦を狙って準備を進めてきましたが、脚部に炎症が発生し、外厩へ逆戻り。幸いにも症状はすぐに収まり、帰厩後即函館へ移動。2週間余りウッドコースで乗り込み、仕上がりは上々。なんとか函館最終日に間に合うことができ、初勝利を目指しました。

まずはパドック中継。馬体重は472kgで前走から+6kg。前走は+8kgだったのでさらに増えた訳ですが、映し出された映像をみて「少し緩いかな・・・」という印象でした。泉谷騎手が跨ると気合いも乗ってきて、他馬と比べて、十分戦える状態と見ていました。

グリーンチャンネルのマルチ放送を契約していて、返し馬直後の様子が映しだされていましたが、前走時のようによそ見が目立つこともなく、ほどよく落ち着いて集中している状態にみえました。

そして発走へ。後入れの10番枠ですがゲートに収まり、暴れることもなくじっと我慢。そして、スタート。ゲートの出はよく、好スタート。前走時にみせた外へ逃げることもなく本来のダッシュを披露。内の6番がいく気をみせたことを確認し、無理せず2番手に構えます。

逃げ馬の外を半馬身差でずっと追走、走行フォームも柔らかく、本来の走りが戻ってきていました。先頭の前半3Fが34.4秒、勝ち時計が1分10秒台を超えることが見込まれる中で「ちょっと速いか・・・」と思いつつ、「いや、このまま抜け出してくれる!」と信じて、4コーナーを回ります。

直線を向いて、残り200。勝ち馬となるディオアステリアがハートホイップの内から脚を伸ばし、前を捕らえにかかる中、こちらの脚色は徐々に鈍り、追い上げにかかる余力はない状態。泉谷騎手も単発で2度右ムチをふるいますが反撃とはいかず、そのままゴールへ。8着でレースを終えることとなりました。

 

ここからは私しらべるとの個人的感想です。なんとか実績ある函館に間に合わせるべく、帰厩即函館行き。2週間かけて一定の乗り込みもこなし、タイムも悪くはなかったですが、パドックでの馬体を見ると、残念ながら勝ち負けに持ち込めるだけの仕上がりには及んでいなかったと言わざるをえません。この状態なら、美浦で乗り込んでから、札幌開催にかける選択肢もあったように思います。

また、先週からBコース使用でしたが、芝のレース数が多く、土曜・日曜と雨が続き、どんどん馬場状態が悪化。レース直前には雨も強くなり、結果からみると、ハートホイップに不利な方向に働いてしまったように思います。当初の予定通り、函館の前半戦で使えなかったことが、今となっては悔やまれます。

その一方で、ハートホイップ自身の走りは前走と比べて明らかに良化。ここを叩いて、再度乗り込めば、本来の走りを取り戻してくれると確信できる内容でした。天間先生のコメントがでていて

「スタートも出てそのままスムーズにいい具合に進められていたものの、最後は止まってしまっています。今日の馬場が響いたというのも考えられるかと思います。この時期を考えると特に権利はとっておきたかったのはありますが、切り替えてこのまま函館競馬場に滞在しながら札幌開催での出走を目指す考えです」(天間昭一調教師)

このまま函館滞在で札幌でのチャンスにかけると明言。札幌開催は前半8日、後半6日の7週間で、ここがタイムリミット。未勝利馬が生き残りをかけて大挙集うことになりますが、なんとか間隙をぬって出走枠を掴みたいところです。まずはレースの疲れを癒し、必ずくるラストチャンスに向けて最高のコンディションをつくりあげてほしいと願います。

応援する側もこの敗戦でふさぎ込んでいる時間はありません。ここまで様々な困難をクリアしてきてくれたハートホイップ。信じて応援を続けるのみです!