【ハートホイップ】デビュー戦を振り返る(7/10新馬戦4着@函館芝1200)

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私しらべるとにとって4頭目となる愛馬ハートホイップ。外厩から戻して、狙いすました函館戦。万全の状態でデビューの日を迎えました。今回は遠く函館の地、残念ながらテレビ観戦での感想となります。

鞍上は泉谷楓真騎手。2年目で通算51勝をあげる西の若手ナンバーワン。今週から1kg減となったのは少し残念ではありますが、それだけ勝てる素晴らしいジョッキーだけに頼もしいパートナーでありました。

今回の相手を見渡すと、社台系生産馬はゼロ、一口クラブの馬もゼロ。評判馬もおらず、追い切りで飛びぬけた動きの馬もいない大混戦となりました。ハートホイップの評価は前日段階では2番人気6.3倍でしたが、最終的には6番人気23.0倍。新聞各紙も無印が大半だったとのことで、『今回は厳しいんじゃない』が戦前の評価でありました。

パドック中継。1枠1番で真っ先に登場したハートホイップに対する私の印象は「これからレースが始まるという気負いは一切なく、冷静に飄々と歩いている」といった感じ。ただ、「馬体はスッキリ仕上がっている一方で、歩様に力強さは乏しく、今の時期の2歳馬のデビュー戦らしいな」と感じたのが正直な印象でした。グリーンチャンネルの解説の方のコメントは「体の芯が入っていないですね」とあっさり終了。しかも、パドック推奨馬を4頭あげた後に「もう一頭あげるとすると?」の質問に「・・4頭だてですね」と自身の見立てに太鼓判。twitterでは怒りの声もありましたが、私は『ハートホイップもまだまだ非力だけど、他も大差ないでしょうに』と思っておりました。

ここからは現地観戦されていましたTwitterネーム「PSPS-KIZUNA」さんが撮影された素晴らしい写真を引用させていただきながら進めていきます。どれもセンス抜群、撮影技術もプロ顔負けの素晴らしい写真ばかり。実はアステルカーラのデビュー戦の時も現地で撮影していただいた方で再びのご縁、本当に嬉しく思います。『利用はご自由に』というお言葉に甘えて、今回も使わせていただきます。ありがとうございました!

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photo by PSPS-KIZUNAさん

で、この表情。 Twitterでも「美少女!」「可愛いは正義!」と出資者さんのみならず、たくさんの方がつぶやいておられました。私自身、実はサラブレッドの顔をかわいいという基準で見たことがなかったのですが、今回初めて感じました。「この子はかわいい♡」と。 

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photo by PSPS-KIZUNAさん

そして本馬場へ。残念ながらこの様子は中継がなかったので、こちらもお借りした写真で確認。表情を見るに、パドックと変わらずに落ち着いていたのかな、と思われます。 

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photo by PSPS-KIZUNAさん

いよいよ発走時間が迫ります。ゲート入りは一度嫌がった様子ですが、入ってからはおとなしく待機。そしてスタート!これまでの練習の成果をみせ、最内から見事なスタートを決めるハートホイップ。泉谷騎手はそのまま積極的に前へと出していきます。外から人気の4番ローザロードが同程度の脚色で前を狙いにきますが、泉谷騎手は引かずに応戦。3コーナーを回るまで攻防は続き、ハナを奪いきります。

真横からローザロードに終始絡まれながらも、ピッチの効いた小気味いい走りで先頭をキープ、手応えも残ったままで4コーナーを回ります。

直線の入り口を迎え、まだ泉谷騎手はムチを入れていないにも関わらず、ハートホイップはスパート。1馬身抜け出して、先頭に立ちます。渾身の左ムチを打ち続ける泉谷騎手、応えて脚を伸ばすハートホイップ。そのまま勝利が見えてきた残り100、ずっとホイップの後ろで脚を貯めてきた3番イチローイチローが満を持してスパート。外からホイップに襲いかかり、残り50で併走状態に。後方待機の2頭も一気に迫って、4頭が横並びでゴール板を過ぎますが、わずかにかわされていて4着。1着2着の差が3cm程度のハナ差、2着3着もハナ差、3着と4着ホイップもハナ差と新馬戦らしからぬ大接戦。1着と4着ホイップも0.0秒差でアタマ差程度でありました。

理想的なレースができただけに勝ち切りたかったところですが、今後に向けて期待が膨らむ立派な4着となりました。その頑張りっぷりを見て取れるのがパトロールビデオ。スタートから3コーナーまで終始追いどおしで先手を主張し続け、最後の直線では内ラチ沿いをふらつくこともなく、真っすぐにゴールまで走りきっている様子がよくわかります。走りを見ると、以前の公式HPでの調教動画どおり、回転の速いピッチ走法。今回の結果もふまえるとスピードと操縦性の良さを武器にする芝の短距離馬、で間違いなさそうです。距離は慣れれば1400でもいけるかな、という印象も受けましたがいかがでしょうか。 

ここからは直線でのハートホイップの勇姿をどうぞ。

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f:id:s-bellto:20210711162301j:imagef:id:s-bellto:20210711162330j:imagephoto by PSPS-KIZUNAさん

躍動感あふれるプロレベル、それ以上といえる素晴らしい写真の数々。PSPS-KIZUNAさんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございます!

ということで、ノルマンディー2019年産の中央出走1番手としてレースを終えた訳ですが、頑張りを称えるコメントがTwitterに溢れており、出資者として誇らしい気持ちでいっぱいでした。天間先生も「デビュー戦としては上々」と評価されており、今後の期待が膨らむばかりです。状態さえ問題なければ函館続戦で未勝利戦勝利を狙うと思われます。このあたり、どのレースになるか、後日別記事で考えてみたいと思います。 素晴らしいレースを見せてくれたハートホイップ。本当に本当に大好きです!

最後に、デビュー動画に続く第二弾を作ってみました。よろしければご覧ください。