【カーヴィーレーザー】デビュー戦を振り返る(1/18新馬戦8着・小倉芝2000)

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私しらべるとの2頭目の愛馬・カーヴィーレーザーがついにデビュー戦を迎えました。当初、年明けの京都開催を予定していましたが、ゲート入りに難があり再調整。そして、小倉開幕週の1/18、芝2000へ登録。中山では新馬戦除外ラッシュですが、こちらはフルゲートに満たずに出走が確定。鈴木先生の好判断だったと思います。

鞍上は和田竜二騎手。鈴木厩舎の騎乗実績をみると、松山弘平・和田竜二・幸英明の3名で開業後全レースの約4割を占めていて、昨年でいえば和田騎手がぶっちぎりの最多騎乗で最多勝。今回も自信を持っての依頼といえる訳で非常に心強かったです。

相手はセレクトセール1憶9600万円の評判馬を含め、有力馬主の馬がいて、なかなかの好メンバー。カーヴィーレーザーは10番人気の69.1倍でレースを迎えます。

天候は朝から小雨で稍重発表だったのですが、このパドック中は雨が強まった時間もあり同日の他レースに比べると水を含んだ状態、重に近づいた馬場状態であったかと思います。

そしてパドック。環境の変化に敏感で入れ込みやすい、と言われていた馬だけに心配でしたが、登場時から比較的落ち着いて周回を重ねていました。入場後2周したあたりで鞍にかぶせるビニールを気にして、少し暴れる場面があったのですが、ビニールを取るとすぐに落ち着きを取り戻しました。ただ、他馬と比べると観客席をチラ見する回数が多かったりとまだまだ幼い印象でもありました。

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本馬場入場から返し馬も特に問題なく進んでいきましたが、走るフォームは事前のコメントどおり、少し頭が高い感じではありました。4コーナー奥まで走った後はしっかり止まって、輪乗りにもスムーズに入っていくことができました。

そして課題とされていたゲート入り。4枠7番の先入りの奇数番で落ち着いていられるかどうかが注目でしたが、事前に伝えていたようで奇数番の馬達の前に先に1頭だけゲート入り。特別なことはせずともすんなりと入り、奇数番・偶数番・大外とゲート入りを待つ間もおとなしく待つことができていました。

いよいよスタート。ゲートが開くときっちりタイミングを合わせることができ好スタート。ダッシュもついて、狙いどおりの逃げに成功します。ゲートのすぐそばで見ていましたが、ゲートが速かったというよりは2、3完歩目でうまく前への推進力がつけられた、という印象です。

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1コーナーから2コーナーあたりは1馬身しっかり前へ出た状態での逃げ。少し頭は高いもののしっかりと自分の走りを続けて先頭をキープします。前半1000mは62.3秒。スローなのは間違いないですが、この時期の中距離戦ですし、事前の雨も考慮すると特別遅すぎという訳でもなかったかと思います。

3コーナーあたりからペースが上がり始め、2番手DMMの馬がカーヴィーレーザーを追い抜こうと外から迫ってきます。が、懸命な走りでハナは譲らないカーヴィーレーザー。2頭横並びの状態で直線を向きます。

最内で粘り込みをはかりたいところでしたが、ここまで2番手と張り合ってきた状況でさらに加速する余力はなし。後続馬にまとめてかわされてしまいますが、それでも最内を必死で走り続けて、ゴールイン。勝ち馬から1.4秒差の8着でデビュー戦を終えました。

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レース全体を振り返ると人気馬3頭が上位独占。中団から上がり3F36秒台を繰り出してのもので現時点での力負けだったと認めざるをえません。ただ、パドックでの馬っぷり等はまったくひけを取っていなかったと断言しておきます。

カーヴィーレーザー自身は「スタートを決め、逃げを打ち、粘りこみをはかる」事前の鈴木先生の狙いどおりの競馬をすることができ、今後に大きな希望を持たせてくれるレース内容だったと思います。一方で勝ち切る為にはもう2歩くらい前進が必要という印象を持ったのも正直なところ。首をしっかり使った走り、全体的な筋力アップ、そしてレースへの集中力あたりが今後のトレーニングで改善されてくれば、と期待しています。その目安として、調教時計がこれまでを上回るものが出せてきた時、勝利は近いと言えるのではないでしょうか。ただ、今回のような逃げをうてるならば相手や展開しだいで現状でも勝ち切る可能性は十分あるとも思っています。

ということで、カーヴィーレーザー、デビュー戦よくがんばりました!

 

レースの写真ですが、私の腕とスマホではそれなりのものしかお届けできません。そこで、Twitterで非常に素晴らしい写真を撮ってくださった方がいたのでリンクという形でご紹介だけさせていだたきます。とにかくめちゃくちゃレベルの高い写真ばかりで感動しました。特に4コーナー先頭のカーヴィーレーザーを捉えた写真は世界中探してもオンリーワンの貴重なものだと思います。ありがとうございました。