【カーヴィー】第5戦を振り返って(9/16門別C4-5組6着@門別ダ1000)

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我が愛馬カーヴィーレーザーですが、本日9/16(水)の門別4Rダ1000のC4-5組戦で5戦目を迎えました。遠く北海道の地、そして無観客開催中のため、ネット観戦での感想となります。

中央からホッカイドウ競馬への移籍決定後、去勢手術を経て、9/4に門別・佐々木厩舎へと入厩。そこからわずか10日余りでの出走。これが地方競馬なのかと少々驚きました。中間は坂路で調教を重ねられ、直前の追い切りでは3ハロンで「38.6-25.3-12.6」という今までに見ることができなかった加速ラップで好時計をマーク。期待に胸を膨らませて当日を迎えました。

馬体重はマイナス18kgの458kg。数字をみると大幅減ですが、中央最終戦となった前走がプラス22kgの474kgだったので戻ったと考えてよいでしょう。ただ、パドックをみると、これまでパドック解説の方が「どこかで勝てそう」と推奨馬にあげてもらえるほどの好馬体であったのに対し、今日は明らかに小さくみえ、仕上がり途上という印象を受けたのが正直なところです。大きく入れ込んではいないものの、歩様も少し力強さに欠け、曳き手さんに顔を近づけていたりしていました。

本馬場入場も放映されていましたが、映った時にはすでに止まった後。様子としては少し気持ちが入ってきている感じでなんとか五十嵐騎手がなだめようとしてくれていました。ゲート入りはそこまで嫌がる様子もなかったようで映ったときにはゲートの中。まずまずスムーズに入れたのではないでしょうか。

いよいよスタート。ゲートの飛び出しこそ五分だったですが、ここでアクシデント。レース後コメントによると外側に飛び出したようで、隣の馬とおそらく接触。カーヴィーは大きく遅れ、隣の馬はさらに後方からの競馬となってしまいました。五十嵐騎手も後ろを振り返るくらいだったので相当だったのでしょう。

そこから立て直して追走するものの、前からは大きく離された状態。直線に入り、追い上げを図りますが、それでも6着まで。先頭から1.2秒差という結果に終わりました。

と、意気消沈していたのがレース後のしらべるとでしたが、帰宅後に改めて見直すといろいろと見えてきたことがあります。

注目したのがレース動画の3コーナーあたり。「おお~きく離されたのは6番カーヴィーレーザー・・」の実況とともに数秒間映しだされたのですがよく見てください。ある程度、クビを上げ下げして、リズムよく走れているではありませんか。これまで、先行して「ムキ~ッ」と必死に頭を上げながら走っていた姿とは雲泥の差です。そして、最後の直線。残念ながらカメラには映っていませんが、大きく後方だったはずが気がつけば着順は6着。いい脚を使って追い上げたんだな、と好意的にみていたのですが、改めてデータでみてみます。

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カーヴィーの上がり3Fは36.9秒でぶっちぎりの1位。1000mのレースであることからタイムを計算すると、400m地点で逃げた2番ライトニングレイから2.9秒差、勝ち馬ジャポニカスタイルから2.8秒差の位置で競馬をしていたことになります。4コーナー手前で一瞬、引きの画が映りますが、「マジかよ」と思える程の絶望的な差です(笑)そこから1秒以上差を詰めた結果の6着ということなので、決して悲観だけする内容ではないと考えています。後方で脚がたまっていたから、というのはあるでしょう。相手のレベルが低いじゃん、なんて意見もあるかもしれません。しかし、今までのカーヴィーにこんなレースができたでしょうか。間違いなく成長の証をみせてくれた、と私は思っています。坂路調教での好時計はウソではありませんでした。

ということで、移籍初戦、非常に残念な結果となりましたが、強がりではなく、次こそやってくれると期待がもてる走りだったと思っています。佐々木先生のコメントのとおり、何より課題は気性面。残念ながら去勢効果で一変とはならずなので、なんとかごまかし、なだめながら操ってもらうしかありません。体調面ももう少し上向いてくれればなお良しです。

今回の発馬で注意を受けたとのことなので、次もやらかせばペナルティもありえ、イコールそれは終戦を意味することになるでしょう。次の出走はおそらく2週間後の13回門別開催。どの距離で出るのか、そして、どのような調整で迎えるのか注目です。

今回のレースを迎えるにあたり、たくさんの応援をいただき、レース後も励ましていただき、ありがとうございました。必死でがんばっているカーヴィーを前にして、私が諦める訳にはいきません。誰がなんと言おうとも、勝利を目指して応援しつづけてまいります!