【カーヴィー】第3戦を振り返って(5/3未勝利13着@福島芝1800)

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我が愛馬カーヴィーレーザーですが、昨日5/3(日)の福島2R芝1800の未勝利戦で3戦目を迎えました。今回も無観客開催のため、テレビ観戦での感想となります。

前走で14着タイムオーバーとなり、美浦・粕谷厩舎へ転厩となったカーヴィー。ブルーステーブルでの調整を経て、戻ってきました。テンションが上がりすぎないように気をつけつつ、追い切りでは古馬3歳クラスに0.7秒先で同入。ようやく強めに追い切ることができるようになってきました。

そしてレース当日。パドックでは前走も好印象でしたが、今回はそれ以上に馬体がピカピカと光り、歩様もキビキビで好調そのもの。グリーンチャンネルの解説の方の推奨馬5頭目にもあげられていました。これだけ人気薄の馬を推奨するということは、客観的にみて好馬体なのは間違いないようです。馬体重はマイナス4kgの452kg。こちらも問題なしです。

3場開催の生中継のため本馬場入場はカット。次に映ったのはゲート入り直前でしたが、先入れにしようとするも嫌がりまくり、尻っぱねしまくりで画面に大映しとなるカーヴィー。皆さんを手こずらせます(苦笑) 前走、前々走ではスタート位置の関係もあり、ゲート入り直前の様子は見れませんでしたが、鈴木先生のコメントにあったとおり、これまでも同じような感じだったのではないかと想像できます。

ただし、これまで同様にゲートに入ってしまえばおとなしいもの。他馬のゲート入りを待って、いよいよスタート。ゲートの飛び出しはまずまずの好スタート。しかし、内方向に飛び出していき、隣の1番におそらく接触していたかと思われます。ごめんなさい・・。しかし、気持ちはしっかりと前へと集中しています。粕谷先生からも指示があったのでしょう、菅原騎手は躊躇なく、先頭を奪いにいきます。1頭馬体を併せにきますが、なんとか振り切って、1コーナーは先頭で回ることに成功します。

頭の高い走行フォームはこれまでとあまり改善されていないながらも、気持ちよく先頭を走るカーヴィー。しかし、2コーナーを回りきるあたりで後方にいた12番が掛かり気味に上がってきて、カーヴィーに迫ってきます。「来んな!来んな!来んな!!」と叫ぶしらべるとの願いは届かず、バックストレッチで追いこされ、先頭を譲る形となります。差は1馬身、2馬身と離れていたので、そのまま我慢できるかと思いましたが、バックストレッチの終わりで徐々に推進力が落ちはじめ、残り800標識でついに3番手へ後退。そこで気持ちが切れてしまったのか、ズルズルと下がり始めてしまいます。

3コーナー途中で完全にいっぱい、いっぱい。菅原騎手も必死に手綱をしごいてなんとか止まらないようにと頑張り、4コーナー回るあたりではなんとか5番手。しかし、直線を向くと、馬場の悪い内を走り続けた反動もあったのか、完全に脚が止まってしまい、懸命の右ムチにも反応はできず、後方へ。最後は3.0秒差の13着でゴールインとなりました。

 

「好スタートから先頭に立ち、そのまま粘り込む」を目指しての競馬でしたが、敗因はとにかく気性面。粕谷先生のレース後コメントによると装鞍所時点で気の悪さをみせていたとのこと。パドックでは落ち着いたように見えましたが、ゲート入りの様子を含めると、レース前にどれだけ冷静にいられるか、が現状の課題だと思われます。レース中も交わされて抜いてしまった、とのことなので、まずは調教からしっかりと併走、末脚を伸ばすことができるようになってほしいと願っています。

「次走については距離短縮で」との先生からコメントも出ていますが、今回の走りをみると、スタミナ切れでバテた訳ではなく、落ち着いた走りさえ会得できれば、今回程度の距離でも問題はないのかな、というのが個人的な印象です。逆に短距離で先手がとれなくなると、今回以上に早くレースを止めてしまう恐れもあるように思います。

コメントにはなかったですが「ブリンカー等の馬具の力でなんとか矯正を」という方法も考えられますが、改善の期待がある一方、『これなに??前見えね~!音聞こえね~!』とさらに興奮するカーヴィーの姿も想像できてしまいます。調教段階からうまく慣らして、プラスになる馬具が見つかればいいなぁと思っています。

「好スタートから先手を奪えたところはプラス面、興奮しすぎて追いつかれた途端に推進力を失うマイナス面」これまで以上にはっきりとした第3戦となりましたので、粕谷先生、スタッフのみなさん、やんちゃ坊主で申し訳ありませんが、なにとぞよろしくお願い致します。

最後に、非常に差し出がましいながら、ひとつ提案があります。これまで環境が変わったり、新しいことを始めるたびに気の悪さを指摘されてきたカーヴィー。可能な限りでいいので「同じ環境」をしばらく続けてあげてもらえないでしょうか。同じ競馬場、同じコース、同じ距離、同じ騎手などなど。何度か同じ状況を繰り返してあげれば『レースってそんなに怖いものじゃないんだ』とリラックスして走ってくれるんじゃないかなぁ、なんて思っています。

『みんな諦めてないよ!一緒にがんばろう、カーヴィー!』