【アステルカーラ】アステルカーラ初勝利!デビュー戦を振り返って(12/5中山新馬1着@ダ1200)

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本日12/5(土)中山6Rダート1200、我が愛馬アステルカーラがデビュー戦を迎えました。結果はご存知のとおり、見事な逃げ切り勝ち!私しらべるとにとって、ノルマン3世代目、3頭目にして一口馬主初勝利を達成することができました。この記事ではレースを振り返ります。今回は遠く中山の地での開催であり、テレビ観戦の感想となります。

当初目指していた同日の芝1200戦を除外となり、今開催で唯一のダート1200牝馬限定戦に登録したアステルカーラ。ただ、ライバル馬の坂路時計をみると、4ハロン52秒台や1ハロン12秒台を出している馬がゴロゴロといて、レベルは高めの一戦となりました。

鞍上は木幡育也騎手。今年19勝あげているものの11月は未勝利。中山ダートで今年6勝と相性バツグンなのと1kg減を活かして思い切った騎乗を期待したいところです。ここまでの岩戸先生のコメントでスタートが速いと強調されていましたので、今回は逃げの一手と考えてよさそうな状況です。

そして迎えた当日。「よし、パドック映像をじっくりと・・・」と思いきや、3場開催で14頭だてのパドック中継の為、時間はほんのわずか。解説者さんのコメントは一言で終了。このコメントに引っ張られることで、パドック時点で10倍台後半だったオッズが最終では8人気34.8倍になることになります。黒いメンコに岩戸厩舎の「岩」の文字、赤いシャドーロールのいで立ちは個性的。歩様はまだまだ幼さはありそうなものの、キビキビと歩けていて、十分に戦えるだけの状態だと見受けられました。

ここで貴重な画像を。パドック周回中、電光掲示板の前を通るたびにそちらを振り返るアステルカーラです。本日中山へ行かれていたTwitterネーム「お馬deこぐま」さんが撮影されたものです。お話によると、その前にパドック周回中に曳き手さんが掲示板を見上げていて、それを真似っこしている様子だったとのことです。貴重でかわいい瞬間を撮影していただき、ブログでの掲載も快く応じていただき、ありがとうございました!

 

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photo by お馬deこぐまさん

 

本馬場入場は中継されず、いよいよレース発走。11番枠で先入れのアステルカーラですが素直にゲート入り。そしてスタートを迎えます。ゲート開いて、多くの馬が揃って好スタート。そこから100m、芝での先行争いが繰り広げられる訳ですが、ぐいぐいと手綱をしごいて、先手を奪いきったのはアステルカーラ&木幡育也騎手。内からも数頭が前を狙ってきますがスピードで上回り、狙いどおりの逃げに成功します。

前半3Fを34.3秒、稍重の馬場とはいえこのクラスでは明らかにハイペースでレースを引っ張ります。それでもリズムよく走りながら、最内先頭をキープ、そのまま直線を向きます。

並びかけようと後続が迫ってきますが、残り200手前で2馬身のリード。ラストスパート、育也騎手が左ムチをふるう頃には後続に追い上げてくる余力はなく、同じ脚色のまま。最後は育也騎手、カーラともに最後の力を振り絞って、そのままの勢いでゴール板を駆け抜けてゴール!狙いどおりの逃げ切りで新馬戦勝利を飾りました!

ここで再び貴重な写真を。現地観戦されていましたTwitterネーム「PSPS-KIZUNA」さんが撮影されたゴール前です。躍動感あふれる、プロ顔負けの素晴らしい写真です。『利用はご自由に』というお言葉に甘えて、使わせていただきました。ありがとうございました!

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photo by PSPS-KIZUNAさん

ということで、最高の結果を出してくれた訳ですが、ポイントとなったのはレースラップ。公式タイムは前半3F34.4-後半3F39.0で勝ち時計は1.13.4。ハイペースの逃げで本来なら後続有利の流れのはずですが、4番手にいた2着馬が上がり38.8。8番手にいた3着馬が上がり最速の38.2。後続に脚を使わせて、追い上げるスタミナを奪いきっての完勝となりました。血統評論家の亀谷氏が「カレンブラックヒル産駒はハイペースに強い!」とyoutubeの血統解説でされていたのですが、まさにそのとおりの展開となりました。レベルの低いメンバーだったとは思えず、今後すぐに勝ち上がる馬が複数出てきそうな気がしますので、アステルカーラの能力は相当なものだと確信しています。もちろんひいき目も込みですが(笑)

今回の勝利の立役者はなんといっても木幡育也騎手。騎乗が決まり、正直、半信半疑でした。ごめんなさい。除外でめぐってきたチャンスを活かして、迷いのない逃げでの勝利、お見事でした。ありがとうございました!

続いて、岩戸先生。外厩からなかなか戻してもらえない日々に出資者の大半がやきもきしていました。が、ちゃんと成長具合を見て、考えてくれていたということなのでしょう。何より驚いたのがメンコ&シャドーロール。本来、レースで結果が出ず、弱点を補っていく為に試行錯誤していくものだと認識していたのですが、デビュー戦からの装着。これまでの調教を見て、これらを使用することが力を発揮するのに最善であるという確信があったのでしょう。岩戸先生、ごめんなさい、見くびっておりました。この先、黙ってついていきます!ありがとうございました!

そして、ここまでアステルカーラに携わっていただいた全てのみなさま。生産牧場である丸村村下ファームさん、入厩前にお世話になったKSトレセンさん、3ヶ月じっくりと調整を重ねてくれた須藤ステーブルさん、そしてノルマンディーのみなさん。各カテゴリーでカーラを成長させてもらった結果が、今回の完勝劇につながりました。ありがとうございました!そして、今後ともよろしくお願いします!

今回、アステルカーラの初勝利であるとともに、私しらべるとにとっても一口馬主初勝利となりました。

「よし、スタート出た!」「前へ、前へ、前へ!」「ペース速っ!」「いいよ、いいよ、そのまま!」「よし!よし!いける!」「後ろこない、よし、もらった!」「・・・・・ウッ、ウッ、ウッ・・・」

勝利の瞬間は『キター!』とか『よっしゃー!』というのを想像していました。が、実際は違いました。ただただ、号泣&嗚咽。「やった・・・よかった・・・カーラよくやった・・・」今までに体験したことのない、不思議な感情でした。

その後、たくさんの方々から「おめでとう!」「おたおめ!」のメッセージが届きました。カーラの勝利が嬉しいのは当然ですが、皆さんからお祝いしてもらえたこと、これまで叶わなかった勝利の報告ができることが本当に嬉しかったです。みなさん、ありがとうございました。そして、アステルカーラを誉めてやってください!

2020年1月1日0時00分00秒の出資申込から339日目。人生で忘れることができない1日となりました。今後の活躍がますます楽しみです!